基本機構と構造

 
 ロータリーエンジンは、基本的に、繭型断面形状をしたハウジングと、その中にある三角形のローターで構成され、両者に囲まれた作動室内で、燃料と空気の混合気を燃焼させ、その膨張圧力でローターをまわす仕組みである。

 マツダで開発した2ローターのロータリーエンジンは、2つのローターハウジングを三つのサイドハウジングでサンドイッチする構造で、2つのローターハウジングそれぞれの中でローターが回転する。ローターはステーショナリーギアーで軌道を規制され、燃焼時の膨張圧力はローターを介してエキセントリックシャフトに伝達されて出力を発生する。

 ローターにはローターの3辺にある作動室を密閉する為に、ローター頂点(三角形の3つの頂点)にアペックスシールと頂点サイド面にコーナーシール、そして各コーナーシール間のサイド面にはサイドシールが設けられており、ローター中央部、ギアーの外側に円形のオイルシールが設けられている。